コーエーのオンラインゲームで、運営側から府に落ちない対応をされました。下記のような事例はよくあるものなのでしょうか?
株式会社コーエーが運営するオンラインゲーム「三國志Online」において、あるキャンペーンが行なわれました。ゲーム内で特定の条件を満たすと入手できるポイント(ゲーム内アイテム等と交換できる)が通常よりも多くなるというものです。月額課金のこのゲームを続けるかどうか迷っていた時期でしたが、結局キャンペーンに釣られてプレイ料金を前払いしました。
ところが、プログラムに不具合があったために肝心のポイントが加算されないという現象が複数回起こりました。運営側にこの事を報告すると、その10カ月後(苦笑)に不具合修正をしたとの公式アナウンスがありました。この公式アナウンスとは別に、私宛に個別のメールが届いており、そこには加算漏れとなったポイントの補填はしない旨や、こういう決定をした経緯や理由は一切回答しないといった内容が記されています。もちろん料金の払い戻しなどありません。
このゲームはアップデートをする度に、ほぼ間違いなく問題が発生し、その都度メンテナンスを行なうといった悪循環を繰り返しています。ですから、運営側もキャンペーンを行なうにあたって、何かしらのアクシデントが発生する事を十分に予測できていたと思われますし、その対応策も事前に用意できていたはずです。しかし結局のところ何の救済措置も取ることなく、私のようにモノに釣られて課金したプレイヤーが不利益をこうむるという結果が残りました。
このような一方的で投げっぱなしとも思える運営の仕方は、オンラインゲームの業界にはよく見られることなのでしょうか?また、もしも過去に似たような事例があったなら(運営会社・作品を問わず)その顛末も教えてください。
よく聞く話ですし、よくある事です。
だいたいどこにいってもそんなもんですよ。基本無料、月額課金どちらも。
オンライン上のサービスを運営するにあたって、バグによる利用者の不利益、また、サーバー障害によりログイン出来ない期間が発生したとしても基本的に一切の保障はありませんし、運営側の責任も問えません。
稀にお詫びのアイテムが配布されたりすることはありますが、あれは保障ではなくサービスです。不利益に対して保障を行っている訳ではありません。
運営側の落ち度によって利用者に不利益が発生する事が予想される事象について、前もって「責任を負わない」と規約に明記している訳ですから、運営会社側にとって非常に都合の良いビジネスです。
オンラインゲームとはそういうものであり、登録をした時点でそれに同意して利用している事になります。
規約なんていちいち読むわけないだろ、ふざけんな!なんてのは論外で、相手にもされません。
腹が立つ事もあるでしょうが、そこを許容出来ないなら、オンラインゲームはやらない方がいいでしょう。
過去の事例として一つ
まだ未実装のはずのアイテムの合成素材が不具合により敵からドロップする現象が発生。
近いうちに実装されるだろうと合成素材が高値で取引され、高額(ゲーム内マネー)を支払って買い集める人達も当然いた。
運営から「実装されていないはずの素材がドロップする不具合を確認しました」と公式アナウンスがあり、数日後に緊急メンテにより、その素材はなかった事にされ所持品から消える。(没収)
その素材を購入するために利用者間で使用した金額は保障されない。(買い集めた人大損、破産)
暴動が起きるが、その後の救済措置はなし。
数ヶ月後、何事もなかったかのように実装されるが、不具合当時没収された利用者の元にその素材が返却されることはなかった。
再度暴動が起きるが、その後の救済措置はなし。
訴えようとした利用者はいたらしいが、裁判が行われたという話は聞かない。
勝ち目がないので弁護士に止められたと思われる。
結構ひどい例ですが、これがオンラインゲームです。
程度の差はいろいろありますが、バグで本来あるべき動作をしなかったというのはわりと聞く話ですし、質問者さんはそれに「同意しているはず」の事柄だと思われます。
コーエーの、オンラインゲーム運営の基本となっている「コーエーネットワーク利用規約」には、次のような条項が存在します。
--<引用開始>--
10.サービスの不保証
(1) 当社は、以下の事項について、本規約上及び法律上の何れにおいても、完全性・正確性・有用性・適用性等の一切につき、いかなる保証や責任を負わないものとします。
(a) ユーザーがネットワークゲームをなさる場合及び本サービスご利用時のサーバーアクセスが常になされること。
(b) 本サービスの内容が、ユーザーの特定の目的に合致したものであること。
(c) 本サービスの内容が、ユーザーの希望を満たすものであること。
(d) ユーザーが本サービスご利用の際に提示・開示なされる情報が、当社又は他のユーザーを含む第三者に到達すること。
(e) ユーザーが本サービスのご利用を通じてダウンロードなされるソフトウェア及びその他の内容に、いかなるバグや欠陥その他の不具合も存在しないこと。
(f) いかなる場合においても、アップロード情報の全部又は一部につき消失しないこと。
--<引用終了>--
質問者さんも、これに目を通し、同意した上で契約したことになっているはずです。
(e)に書かれたように、バグ等が存在しないことは保証されず、それにより期待(予定)と異なった結果が得られた点についてもその「欠損」の一部と考えられます。
それを許容して契約した以上、その罪を問うことはほぼ無理です(よほど理不尽なことであれば可能性もありますが、「プログラムのせいでHDDが全消去された」クラスの案件でなければ無理でしょう)。
オンラインゲーム等では、「いつでも運営側が好きなように規約を改訂できる」など、きわめて運営側に有利な利用規約が一般的です(もっともゲームに限らず、例えばこの知恵袋でもそうです)。「他とは違う魅力的な」サービスを提供できれば、代替の効かない利用者側が弱い立場になるのは目に見えています(もちろん、そのために類似の物は「著作権の侵害だ」として排除するわけですが)。
それが不満なら、プレイを諦めるか、自分で作るしかありません。
現実的には、いろいろ噂を聞いて、少しでも満足できる運営者を見つけていくしかないでしょう。もっとも、まともに運営していると人が集まってきて、サーバーの増強が遅れることで繋がりにくくなる、など、一筋縄ではいきません。
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