「三国志」の時代には「青龍偃月刀」も「馬のあぶみ」も無く戦っていたんですか?
そう聞いたのですが・・・
「方天戟」とかも無くって全部、創作だって。
弓矢で打ち合ってたって。
ちょっとショックです!
そうですよ。
『三国志演義』の書かれた元末から明初の時代(15世紀)には偃月刀も蛇矛も方天画戟も鐙(あぶみ)もありました。でも実際の三國時代(3世紀)にはまだありません。
三國時代当時の主な武器は刀剣、槍、矛、戟、弓、弩などがあり、戦場では騎兵は戟、歩兵は槍か矛、弓兵が弓と弩を主に使用しました。
どの武器も構造はシンプルで、強度も威力もさほどありませんでした。また鐙がないので騎兵は隊列を組んで敵陣に突っ込み、突進力で撹乱するのが基本戦術でした。つまり馬上の一騎討ちも無かった訳です。
「うまなみ三国志」参照!
気が向いたら立ち読みでも。
三国無双や小説の中では鬼神のような強さを見せている呂布さえ、Wikipediaの画像では弓を持って・・・
弓を引く呂布↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%82%E5%B8%83
よくよく考えてみれば、三世紀でそのような武器があるはずもない
三国無双や小説の中でただの弓の打ち合いでは、まったくと言っていいほど、楽しみがなくなりますからね・・・ だから後世に創作されたのです
そうですね。
主に弓と戈(か)という逆L字の武器、一部には戦車(戦闘用の馬車、チャリオット)や輜重車(輸送補給用の馬車)もあったようですね。
いわゆる武将といわれる人物もみな戈を使用、あるいは持たない(指揮に注力の為)ようですね。
本当の歴史は地味と感じるかもしれませんが、「青龍偃月刀」がないからといって色あせるものではないですよ。
ここは割り切って、派手な武器は小説等で楽しめばよろしいのではないでしょうか?
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