2012年3月13日火曜日

三国志正史に関する書籍を探しています。 演義もいいですが、正史の世界にも触れ...

三国志正史に関する書籍を探しています。



演義もいいですが、正史の世界にも触れたいです。




正史、演義両方の観点から見た人物列伝は一冊持っているので、そういった系統以外のものがいいです。



回答お願いします。









ちくまの完訳本に手を出す前に是非とも読んで頂きたい本があります!

なので、それを2冊ほどご紹介。



『三国志が面白いほどわかる本』

(三宅崇弘/中経出版/2004年)

入門書としては間違いなくオススメ。小学生向けの科学本にあるような「物知り博士と男の子&女の子」の会話形式でまとめられた本で、博士役に陳寿本人を充てているので演義ではなく正史の解説がちゃんとできています。

歴史の流れを忠実に追ってあり、簡単な人物コラムや一部原文の抜粋などもあり秀逸な内容でしかも簡単に読めます。

定価は1400円(税別)。





『いっきに読める三国志』

(島崎晋/PHP研究所/2009年)

PHP研究所と聞いて小さな文庫本を思い浮かべたらいけません。ソフトカバーの新書サイズです。

紀伝体の三國志(正史)を時系列ごとに年表として整理するところから始めたという意欲的な一冊。そのため曹操の曾祖父のエピソードから始まり、呉の孫皓が晋に降伏して死去するまでを余すところなく網羅してます。時代ごとに大きく章分けされており、地図や系図、写真での解説も多く読みやすいです。

「正史『三国志』が3時間で読める!」との帯の文句も納得の良書です。

定価は1600円(税別)。





2冊とも入門書としても秀逸な上に、中級者でも満足できる仕上がりです。『三国志が面白いほどわかる本』はちょっと古いので絶版の恐れもありますが、探してみて下さい。

ちくまの完訳本に手を出すのはこれらを読んでからでも遅くないと思います。












下の方と同意見。正史を持ってるうえで正史関連の本と読み合わせていくのがベストです。そもそも正史自体が人物列伝みたいなもんです。







ちくま学芸文庫「正史三国志」全8巻。ネットでも買えます。ちと値ははりますが。正史を知りたいなら必読。

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