ゲームの三國無双で三国志の勉強はできますか?
というか三國無双って三国志の世界ですよね?
まず、一般に「三国志」と呼ばれているものの中に「三国志」と「三国演義」が
混在してしまっていることを認識する必要があります。
「三国志」は別名「正史」とも言われる歴史書であり、ここに書かれてあることは
一応史実ということになっています。言い換えれば、実際に起こった(であろう)ことだけが
簡潔に書かれた書物であり、エンタテイメント性はほぼ皆無です。
ずっと後の時代になってから、この歴史書「三国志」をもとに、劉備や諸葛亮・関羽などが
ヒーロー、曹操が悪役、というわかりやすい構図を仕立て上げ、読み物として面白い
「小説」にしたものが「三国演義」です。大まかな流れはほぼ史実に沿っていますが、
いろいろな作家が好き勝手に加えたエピソードもたくさんあり、一口に「三国演義」
といってもバージョンが無数にあります。
吉川英治の小説「三国志」などもこの「三国演義」をもとネタにしてミックスされており、
史実と創作の区別がつかなくなっている人が多いのはこのためです。
真・三國無双の世界も、「三国志」というよりは「三国演義」です。
貂蝉などは「三国演義」にしか登場しない架空の人物だし、孫尚香の「尚香」は
本来は京劇用に作られた名前です(「三国志」では単に「孫夫人」)。
「演義」もひっくるめて三国時代のさまざまなエピソードを「三国志」の話として
とらえることは、正確な歴史を勉強するという意味では決して薦められませんが、
広義での「三国志(三国演義)」という虚実入り交じった物語を読み解くという
文学的な意義はじゅうぶんにあるでしょうし、ゲームを通じて三国志に少しでも
詳しくなったり興味を持ったりするのはいいことだと思います。
そもそも三国志の時代なんて勉強したって意味ない。教科書かいてることだけで充分。
近現代のほうがはるかに重要。
正しい勉強にはならないと思います。
でも、ゲームしてからきちんとした本を読むと…なかなかどうして内容が頭に入りやすいです(^^ゞ
結構オススメですよ!
三国無双と三国志は実際にかけ離れています。
本当に三国志を知りたいのであれば本を読むことを薦めます。
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