世界史の最初の勉強として三國志(マンガ)を読むのはありですか?
勉強としては「無し」
三国志の漫画の多くは「三国志演義」というフィクションが元になっているので史実とは違います。
でも三国志の漫画は面白いので個人的に読むことをお奨めします。
ありですよ。
三国志でもベルばらでも王家の紋章でも何でもあり。
「現実には不可能だろう!」という技を連発するスポ根マンガからその競技に興味持って始めるように、入門は何でもありです。
とはいえスポ根マンガの「ありえねー!」と叫びたくなる技をやろうとして現実では不可能と知るように(笑)、いずれちゃんと勉強して史実とマンガ(小説もね)の違いをわかるようにしましょう。
もちろんありです。
三國志って史実なのか?って疑問がある。なんか誇張多そうな気がします。
なので、あれを歴史と思うと間違えます。
ただ、興味のとっかかりとしてはとてもいいと思う。
そこから興味のあることを膨らませるといいですね。
世界史に興味を持つという点ではありだと思いますが、定期考査や受験勉強で役立つか?
といわれると微妙です。とういうのも「三国志」や日本の戦国時代のような分野は好きな人やマニアのような
一部の人だけに有利となってしまうためほとんどテストでは出ません。
「三国志」であれば建国者の名前と滅びた順番、どこに滅ばされたかぐらいでいいと思います。
なかでも「魏」の「九品中正」のところと「晋」のなりたち、「呉」の都の建業がポイントです。
またマンガで読むのであれば中国の古典常識(政治システムなど)も注目してみれば中国史が分かりやすくなると思います。
古典での「あさきゆめみし」(源氏物語)も勧める人は多いですね。
横山光輝氏の(三国志)はおすすめですが、吉川英治氏の「三国志」も読んでおいたほうがいいでしょう。(全四巻)
単純には、中国史のごく一部の理解に役立ちます。
三国の作った曹操、劉備、孫権、魏を奪って晋を建国した司馬炎などを完璧に覚えられる点は、良いと思います。
更に進んで、三国志演義のテーマが
天子が悪でない限りは世代交代は禅譲によることが正しいと考える劉備と、
天子が悪でなくても天子に統治能力がなくなれば放伐によって天下を奪ってよいと考える曹操との対立であることを理解すれば、
禅譲、放伐などの中華思想の革命思想を理解することが出来、中国の他の時代の理解も進むでしょう。
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