三国志演義内でｹｲｼｭｳを守っていた関羽は曹仁のいる ﾊﾝ城を攻めていてｹｲｼｭｳから援...

三国志演義内でｹｲｼｭｳを守っていた関羽は曹仁のいる



ﾊﾝ城を攻めていてｹｲｼｭｳから援軍が来て兵力の薄くなった



ｹｲｼｭｳを呉が攻め取るということでしたが

関羽がﾊﾝ城攻めをあきらめ呉と魏の攻撃に対して



守りを固めていた場合どうなっていたでしょうか?



やはりどちらにせよ殺されていた？



もう一つ質問



関羽は蜀からｹｲｼｭｳに援軍を出してもらい



その上でﾊﾝ城を攻めていたらどうなった?



さらに↑の質問の続きで



もしも蜀から援軍が来るなら誰が大将になっていましたか?



趙雲？張飛？孔明・・・はないか。



それとこの前本屋で関羽の北伐なんちゃらという題名の本が売っていました



ちょっと中を見てみたら関羽が麦城から出て呉の陣地に突撃し



ﾘｮﾓｳと戦って～というような内容でしたが、あれを実行していた場合



関羽は死ななかった?



勝手な妄想にご回答よろしくお願いします。

三国志演義の中で…というご質問なら、関羽は樊城攻めを諦めないし荊州の守りも固めません。また蜀から援軍もやって来ませんし、麦城から打って出る事もありません。

関羽が死なずに生き延びるというストーリーはあり得ません。何故なら、史実に反するからです。



『三国志演義』は虚構三分に史実七分と言われる通り、基本的に歴史事実に沿ったストーリー展開になっています。関羽が荊州で死ななかったり、孔明の北伐が成功したり、蜀が魏を滅ぼしたり…といった「歴史事実と違うストーリー」を展開すれば、それはもはや『三国志演義』ではなくなるのです。

もしそんなストーリーにしていれば、『三国志演義』は現在まで読み継がれる事なく歴史の彼方に消えてしまっていたでしょうね。



…という事で、演義ではなく史実の方で考えてみましょう♪

関羽は最初はちゃんと荊州に充分な兵力を残して呉に備えています。呉側が呂蒙→陸遜と交代し、陸遜が関羽をおだてたので、関羽は気を許して荊州の軍を戦線に投入します。

一方、蜀は蜀で漢中や巴西で張飛・黄忠・馬超らが魏軍を相手に戦っているので援軍は送れそうにありません。仮に援軍を打診してもプライドの高い関羽は断ったでしょう。



実際、樊城は関羽の独力でほぼ陥ちていました。于禁を捕らえﾎｳ悳を斬り、曹操が遷都を考えたほどです。

しかし、相手が悪かった。

樊城を守るのは魏の曹仁。荊州を攻めるのは呉の陸遜。三國志でも常に上位にランクされる両者にタッグを組まれ、さらに荊州を無血で占領されては、いかに関羽でもどうにもならなかったのです。



麦城に逃げ込んだ時、関羽はほとんどの兵を失っていましたので打って出る事も叶いませんでした。

この時関羽の援軍要請を断った劉封は後に処刑され、孟達は魏に逃亡します。２人が援軍を出していれば、関羽の死だけは回避できたかも知れませんね。