三国志について 三国志は中国の歴史の話なのでしょうか?とても難しく感じますが どのような内容の本ですか?
また女性でもおもしろいと夢中になれる本でしょうか?少し興味があります よろしくお願い致します
◆「三国志」とは本来、
中国の漢末三国時代を記した歴史書(西暦285年頃成立)です。
しかし、日本では歴史書ではなく、
一般に小説やマンガなど創作された物語を「三国志」ということが多いです。
歴史書も小説などのフィクションも『三国志』という題名を付けるので、
日本では歴史とフィクションがこんがらがって混同されています。
海外では、フィクション作品に『三国志』というタイトルを付けたりしません。
◆内容は、
「滅びゆく王朝の天子と英雄たちの戦いの歴史(あるいは物語)」といえます。
滅亡に向かう東漢王朝の幼い天子にもはや力はなく、
各地に武力を誇る群雄が乱立。
群雄は天子の敵か味方か?
天子を救う英雄は現れるのか?
それとも東漢王朝を倒す新たな覇者が誕生するのか?
権謀術数、軍事力、死力を尽くした英雄たちの戦いがいま始まる。
―――といった感じだと思います。
◆男女に限らず個人の嗜好によりますが、
歴女の方にも人気なので女性でも楽しめると思います。
■マンガ:
とっつきやすいのは、王欣太『蒼天航路』(講談社)です。
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■小説:
日本の三国志小説にはまともなものがないので、
小説版の元祖『三国志演義』(立間祥介訳、徳間文庫)がお薦めです。
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■歴史:
歴史として読みたいときは、
岩堀利樹『正史「三國志」完全版』(文芸社)がよく纏まっています。
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1800年も前の中国の三国時代を元にした創作を交えた戦国ものの物語です。
人物は実在の者が多いです。
女性向ではないけど好きな人は好きでしょうね。
まずは読みやすい横山光輝三国志を薦めます。
面白いですよ。
私も小学校3年か4年頃に読み始めました(横山先生の三国志)が、かなり嵌りました。
三国志→水滸伝→項羽と劉邦→史記
まで読みました。
どれもそれなりに似たような感じではありますが、やはり三国志と項羽と劉邦は面白いと思います。
その後、いろんな人が書いている小説も読んでます。
が、手始めに横山先生の漫画で始めるといいんじゃないでしょうか。
内容としては、草鞋や筵を売る小市民(劉備)が立ち上がり、当時腐敗しきっていた政治と国を立て直す!
という話です。(立て直せませんでしたが)
この小市民出身(実は血筋は良いんですが)が世の中を立て直すために立ち上がる!というのが売りです。
劉邦がそうしたように。
そして、張飛と関羽を従え各地を転々としながら、最終的には「魏」「呉」「蜀」の三国鼎立をなすわけです。
魏 = 曹操(ぶっちゃけ統一目前)
呉 = 孫権
蜀 = 劉備
の三国がお互いを牽制し、またお互いに結び合い、且つ裏切りあうといった様々な政治、外交、武力が錯綜する話です。
義理、人情の話が好きならのめりこむこと間違いなしです。
是非読んでみてください。
最初は難しく感じますが、難しいところは飛ばしても問題ないです。
赤壁の戦いあたりからはもう寝る間も惜しむことになると思います。
三国志というのは古代中国の歴史です。後漢王朝の末期に世の中が乱れて群雄割拠の情勢が現出し、その中を勝ち抜いた魏・呉・蜀(蜀漢)の三国の話です。西暦184年~280年の約100年間ですね。
三国は結局どこも統一を果たせず、魏から禅譲を受けて建国された晋という国が280年に統一を果たしますが、蜀から晋に仕えた陳寿(ちん-じゅ)という人物が290年頃に独力で三国の歴史を書き記し本にまとめます。それが正史『三國志』で、高い評価を受けて後世に読み継がれました。
三國志の人物達のエピソードは民間にも浸透し、長い歴史の中で様々な伝承が創造され膨らんで語り継がれていきます。それを明の時代の始め頃(1400年頃?)に集大成したのが『三国志演義』という小説です。これもまた高い評価を受け、日本でも人気を博しました。
現在、日本で三国志と言えば、こちらの『三国志演義』から派生したものを指します。
で、歴史書の『三國志』は筑摩書房より完訳本が出版されています。個人個人の伝記を集めた「紀伝体」という中国の歴史書独特の形式を取っていますので慣れないと読みづらいでしょう。
『三国志演義』も完訳本が岩波書店などから出ていますが、これもちょっと慣れが必要だと思います。
日本で最もヒットしたのは戦前に吉川英治氏が『三国志演義』にオリジナル要素を加えて発表した小説の『三国志』で、横山光輝氏がこれを原作にして漫画を発表しています。また、最近では月刊モーニングに連載されていた『蒼天航路』という漫画作品の評価が高いですね。
小説は陳舜臣、北方謙三、柴田錬三郎、宮城谷昌光など様々な小説家が書いていますよ。
ただ、女性でも夢中になれるかは人それぞれだと思いますので何とも言えません(^_^;
ネットでもライトノベル的に様々な人が書いていますから、検索してみてはいかがでしょう?
吉川栄治の三国志は(横山光輝の漫画もこれがベース)いわゆる義理・人情といった、いわば建前がテーマです。そう忠臣蔵と同じ感覚でしょう、もちろんそれはそれで面白いのですが、とりあえず漫画で押さえておき、お勧めは北方謙三の三国志です、人間味あふれる生き生きとした物語となっています。
三国志には大きく分けて2つあって1つは実際に起こったことを記録した三国志正史、もう一つは明の時代に書かれた事実を脚色した小説の三国志演義があります。
正史は事実をありのまま書き綴っただけの淡々としたものに著者が若干の自分のコメントを付け加えただけのものです。
歴史資料としても一級品ですが読む側にとってはただの歴史の教科書みたいなものでつまらないかもしれません。
小説版の方は小説なので事実を元にしてはいるもののフィクションが混じっていますが読み物としては面白い部類です。
内容は高貴な血筋の貧乏青年が時代の流れに翻弄されながらもその類まれなる魅力で多くの仲間を増やしてライバルたちを打ち破って最終的には中国の3大勢力の一つに数えられる勢力のトップになるというものです。
漫画や小説、またゲーム化などもされて日本でも非常に親しまれていますので検索すればすぐに見つかると思います。
女性でも夢中になれるかどうかははっきりと断言できませんが日本の戦国時代や幕末ものが好きなら面白いと思えるかと・・・
東晋の陳寿の三国志が、史実に近いのですが、日本でも、親しまれているのは、明の時代の、三国志演義です。これは、NHKの人形劇、横山光輝さんのコミックになっています。まずは、コミックから、入っていった方がいいと思います。その後で、吉川英治さんの三国志を読んでみてください。大きな図書館には、おいてあると思います。これが、最初に記した史実に近い三国志です。
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