レッドクリフについての質問。
レッドクリフって中村獅童とか東京交響楽団・avexなどが出ていますよね。
そこで少し質問なのですが、どなたか答えてください~
日本もレッドクリフに協力していると言うことを聞きましたが、なぜですか?
レッドクリフ自体が中国の国家的プロジェクトであるらしいのですが本当ですか?
1本で終わるフランス等での映画はどの部分がカットされているのですか?
日本人がスタッフロールに結構出てくるような気がしますがどう思いますか?
日本人も製作に関わっていることは、とてもうれしいことだと僕は思いますが…
岩城太郎さんの音楽も迫力があっていいですよね?
まず、『レッドクリフ』には、香港、中国、台湾、日本、韓国といった東アジアの国々(と地域)が、資本と人材の双方で大きく係わっています。
①日本の協力について
『レッドクリフ』は06年頃に製作発表が行われていますが、その時点でエイベックスは出資(40億円)を決めています。映画業界では新参者である同社にとって、インパクトの大きな作品として題材が日本でも人気の高い「三國志演義」であり、世界的に名の売れた呉宇森(ジョン・ウー)が監督を勤めること等は、十分に興収を見込めるプロジェクトだと判断されたのでしょうね。中村獅童は、エイベックス出資の恩恵を受けた日本市場対策です(本人談)。
②国家プロジェクトについて
どこでそんな情報を仕入れたのか分かりませんが、それは誇張された表現です。確かに本作は、当初から特に香港や中国のメディアから大きな注目を集めましたが、中国政府が絡んだ国家規模の映画ではありません。中国側製作会社が政府系電影局の管轄下にあるからかも知れませんが、中国では、映画産業に限らず政府系持ち株会社や管轄機関の傘下に、実働の事業会社が収められるのは通常の形態です。それを指して国家プロジェクトとは飛躍し過ぎです。
③国際版について
これは観ていないので確かなことは分かりませんが、『PartⅠ』と『Ⅱ』から個人エピソード(孫権の虎狩り、孫尚香の潜入等)を削除し、戦闘シーンをメインにしたものの様です。確実に残されてるのは「白鴿」のシーンでしょう。
④日本人スタッフについて
映画業界は90年代中頃から人材の交流が顕著で、特に香港を中心とするアジアは、その垣根が低くなっています。活性化に繋がる要素ですし、映画界やスタッフ個人にとっては良いのかも知れません。個人的には、『レッドクリフ』でも顕著ですが、各国の映画に見られた特色が薄れている様で残念な気がします。
最後に『レッドクリフ』そのものについては、個人的には残念な出来でした。私は呉宇森監督のファンですが、ハリウッド進出以降の彼は余り好きではありません。また、香港時代の様に彼の特色が見られる映画が見たいですね。
①共同製作、つまり、エーベックスなどが出資しているからでしょう。
当然、スタッフ、キャストにも、参加している。
②中国は、資本主義国家ではありません。何をするにしても、国家主導。
③見ていないので不明ですが、常識的に考えれば、合戦の部分を
省略して、女性映画としての部分を強調するでしょう。
④中国日本との合作映画ですので当然です。むしろ出てこなかったら事件でしょう。
ビジネスの問題でしょう。
日本人は三国志が好きですし、監督もアクション映画の名匠・ジョン・ウー。
あとは中村獅童さんなど日本人を参加させ、興味を持たせて、という戦略では
ないでしょうか。
金城武さんのキャスティングについては、元々決まっていた感が強いですが、
私見です。
岩代さんの音楽は好きです。
が、残念ながら、このシリーズは私には合いませんでした、Ⅰ・Ⅱを観ての結論です。
あと、途中退場される他の観客の方が多数いて(Ⅰ:30名位、Ⅱ:15~20名位)、
劇場で映画を観るようになり、四半世紀以上経ちますが、これだけ多くの人達が
途中退場した映画って初めてでした。
ハリウッド映画にとって、日本は北米に次ぐ第二のマーケットですから、為替から言ったら、
中国にしてみれば、喉から手が出るほど、獲得したい市場なのではないですかね、日本は。
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